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小国杉の視察研修

昨日、熊本県の最北東端・小国町へ行ってきました。

温泉に入りに行った訳ではありません・・・(笑)

 

弊社が加盟している、一般社団法人JBN(全国工務店協会)の国産材委員会主催の小国杉視察研修に参加してきたんですね。

 

まず、はじめに小国町森林組合の若宮共販所へ。

ここで丸太の入札体験を行いました。

 

 

今回はあくまでも「体験」ですので、いろいろヒントをもらいながら各々が入札票を記入して、森林組合の方(積み上げられた丸太の上に乗ってる方)に手渡します。

 

 

 

 

入札票はこんな感じの用紙です。

立米(立方メートル)当たりの単価を記入するようになっています。

 

その場で開札が行われ、落札者が決定。(体験ですのでお買い上げにはなりませんが。。。)

今回は非常に高値を付けられた入札者がおられたので、私は残念ながら落札できませんでした!(笑)

 

 

 

続いて、地熱を利用した木材の乾燥施設。

 

 

伐ったばかりの木は大量の水分を含んでいて、乾燥するときに縮んだり割れたりするんですね。そうならないように、木を乾燥させてから製品にするのですが、小国町には「地熱」を利用した共同の乾燥施設があります。

 

化石燃料を使わないエコな施設です。

 

 

 

乾燥施設の中はこんな感じになっていました。

土間コンクリートの上あたりに見えている金属製の配管から熱が放出されています。

 

乾燥施設内の温度は50~60℃で、ゆっくりと乾燥が進むので木の風合いを損なわずきれいな仕上がりになるそうです。

 

 

 

 

この施設の周辺にはいたるところから蒸気が噴き出していました。

この地区では、ほとんどの家庭で蒸気の地熱を調理(蒸す)や衣類の乾燥などに利用しているそうです。

 

昼食は温泉蒸気で蒸された、かご蒸し定食を頂きました。

写真撮るの忘れてました・・・。

 

 

 

午後は、スギの伐採現場見学からスタート。

なんと、目の前で50~60年生のスギの木を伐り倒してもらいました。

 

 

倒す方向が決まったら、チェーンソーを使って三角形の「受け口」をカット。

作業をされている方の反対側の根本付近、ちょこっとカットされた部分が「受け口」です。

上の写真は「追い口」にくさびを打ち込んで木を倒しているところです。

 

 

 

 

ゆっくりと傾いてきました。

 

 

 

 

ミシミシ、バキバキと音を立てながら、まさに倒れる瞬間。

地面にバタンと倒れた時の衝撃がすごかったです。

この地で約半世紀を生きてきたスギの木の重みとでも言いましょうか・・・。

 

 

 

 

伐り倒したスギは運搬のため、その場で輪切りします。

 

今回は平坦でかなり作業条件のよい場所で見学させて頂きましたが、傾斜地などではもっと大変な作業になることは想像に難くありません。。。

 

 

 

その後、小国ウッディ協同組合さんへ。

製材施設などを見学させて頂きました。

 

 

オートメーション化された機械。

前工程で皮を剥いだ状態のスギが次々に製材されていきます。

 

 

 

 

こちらは目立て施設。

製材に使う帯ノコの刃をよく切れるようにメンテナンスするための施設です。

大きな帯ノコがずらりと並んでいますね。

小国ウッディ協同組合さんでは、他の製材所の帯ノコの目立てもやっているそうです。

 

 

 

最後に見学させて頂いたのは児玉製材合資会社さん。

 

 

こちらの製材所は高級材や役物などを得意とされている老舗製材所。

人が乗って作業する製材台車で、熟練工が一本一本、木の特性を見ながら製材されていました。

 

 

今回の視察研修では、小国町で木材・林業に携わっている方々が連携して私たちを案内をしてくださいました。そして、その方々の「小国杉の魅力を伝えたい!」という熱意が伝わってくる、すばらしい研修会でした。

 

山から伐り出された木が、私たちのもとに柱や床材となって届くまでに、たくさんの人たちが係わっているんだなと思うと、大切に使いたくなりますね。

 

それでは、また。

 

投稿者:圓佛 明

2016.09.10

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