ZEHとは
使うエネルギー≦創るエネルギーにする
ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス

ZEH(ゼッチ)とは、Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略称です。消費エネルギーを抑えつつ、自宅の太陽光発電で創ったエネルギーにより、最終的にエネルギー消費量を0以下にします。
建物の高断熱化や省エネ・創エネ機器の導入により、暖房・冷房・給湯・換気・照明などにかかるエネルギー消費量を削減することで、地球温暖化対策への貢献に加えて経済的メリットも大きく、ご家庭の光熱費を抑えることができます。

〈ZEHの定義〉
1)外皮基準 UA値0.60W/m2K以下(昭和住宅の標準仕様はUA値0.50W/m2K以下)
2)再生可能エネルギーを除いて20%以上の一次エネルギー消費量削減
3)再生可能エネルギーを導入(太陽光発電システムなど)
4)再生可能エネルギーを加えて100%以上の一次エネルギー消費量削減
※1)のUA値基準は6地域(福岡県大牟田市・熊本県荒尾市周辺)の数値です
ZEH普及率
昭和住宅では、自社で設計・施工(注文住宅)および販売(建売住宅)する新築住宅のうちZEHが占める割合を引き上げていき、2020年度までに年間50%以上、2025年度までに年間75%以上をZEHとする目標を設定しています。
新築住宅のZEH普及率目標および実績
年度 | 2025年度 | 2024年度 | 2023年度 | 2022年度 | 2021年度 | 2020年度 |
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目標or実績 | 目標 | 実績 | 実績 | 実績 | 実績 | 実績 |
ZEHシリーズ受託率 | 75% | 100% | 100% | 100% | 80% | 50% |
※上表のZEHシリーズ受託率とは、ZEH、Nearly ZEH、ZEH Orientedの合計値です。
ZEH推進に向けて
このような取り組みの背景には、国の「第7次エネルギー基本計画」(2025年2月閣議決定)において、「2050年にストック平均でのZEH(Net Zero Energy House)・ZEB(Net Zero Energy Building)基準の水準の省エネルギー性能の確保を目指し、これに至る2030年度以降に新築される住宅・建築物はZEH・ZEB基準の水準の省エネルギー性能の確保を目指す」と位置付けられていることがあります。
また、2015年12月12日にCOP21において「パリ協定」が採択され、2016年11月4日に発効しました。その中で、世界共通の目標として産業革命前からの世界の平均気温上昇を2℃未満(努力目標は1.5℃以下)に抑えることが合意されています。
「地球温暖化対策計画」(2025年2月閣議決定)では、「世界全体での1.5℃目標と整合的で、2050年ネット・ゼロの実現に向けた直線的な経路にある野心的な目標として、2035年度、2040年度に、温室効果ガスを2013年度からそれぞれ60%、73%削減すること」を目指しています。部門別にみると、住宅などの家庭部門では2030年度、2040年度に2013年度比でそれぞれ66%削減、71~81%削減と大幅に削減することが必要です。
これらのことは先送りすることができない非常に重要な課題であると考えています。昭和住宅としましては、ZEHの普及を推進することでエネルギー問題、地球温暖化対策に貢献したいという想いから、このZEH率目標値を設定いたしました。目標達成に向けてしっかりと取り組んでまいります。