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健康・省エネシンポジウム in ふくおか

この前の日曜日、福岡市内で開催された『健康・省エネシンポジウム in ふくおか』に参加してきました。

 

住環境を良くする(家を高断熱化する)ことで、そこに住む家族の健康状態を維持・増進しましょう!、というような内容のシンポジウムで、参加者は住宅事業者の他に医療関係者も多数居られたようでした。

 

 

まずは基調講演。

 

『入浴にまつわる話 ~安全な入浴とは?~』というテーマで、慶應義塾大学 医学部救急医学 専任講師の鈴木昌氏の講演でした。

 

 

一般的に、安全な入浴と言えばやはりヒートショック対策が思い浮かびますが、いろいろな調査の結果、どうやら入浴中の主な事故原因は他のところにあるらしい、そして、その原因は「熱中症」のようだ、ということでした。

 

上の写真のスクリーンにお風呂で熱中症になってしまう過程の説明があります。(ちょっと写真が小さくて見えにくいですかね・・・。)

 

そして、高齢の方ほど温度に対する知覚が鈍くなる傾向にあり注意が必要とのことです。

 

予防対策としては、①熱い風呂に入らない(湯温は41℃を超えないほうが良い)、②長風呂をしない(お湯に浸かるのは10分まで)、③なるべく大勢で入る(または入浴前に家族に声を掛けるなど)があります。

 

また、リビングなど家の中が寒い(=断熱性能が低い)住宅に住んでいると、体を温めるためにお湯を熱くする傾向があるようです。やはり、住宅の高断熱化は家族の健康を守るためにも大切ですね。

 

(ここ数日寒い日が続いていますが、一昨日、消費者庁から「冬場に多発する高齢者の入浴中の事故に御注意ください!」という注意喚起が発表されていました。)

 

 

 

さて、基調講演に続いてはパネルディスカッション。

下の写真は、パネリストのお一人、産業医科大学 名誉教授 吉村健清氏の発表です。

 

 

「住を変えると、健康が変わるか?」

現在、確かなエビデンス(根拠)を得るために調査が行われています。

 

つまり、現時点では住まいと健康の関係について確かな根拠はないそうなのですが、私個人としては、「冷えは万病のもと」とも言うとおり、やはり、住を変えると健康は変わる!と思っています。(この日会場に居たのは、そう信じている方々だったと思います。)

 

昭和住宅では数年前からZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)に積極的に取り組んできているところですが、これは家族の健康を守ることにつながるのだ、ということを再認識しました。また、今後は新築だけでなく、既存住宅の省エネ化(住宅省エネリノベーション)に取り組んでいかなくては!と決意を新たにした一日でした。

 

 

 

最後に、年末に読んだ村上春樹の『職業としての小説家』で引用されていたポーランドの詩人ズビグニェフ・ヘルベルトの言葉を(自分自身への年初の決意と戒めを込めて)ご紹介したいと思います。

 

「源泉にたどり着くには流れに逆らって泳がなければならない。流れに乗って下っていくのはゴミだけだ。」

 

 

本年もどうぞよろしくお願いします。

 

投稿者:圓佛 明

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